最近、日本維新の会の丸山穂高議員の北方領土の発言が世間を賑わせている
発言内容は、
「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」
というものである
私たち日本人は、第二次世界大戦で連合国に敗戦しアメリカの占領下の元、
戦争をさせないよう教育を受けてきた
「戦争というのは決して起こしてはいけない、決して敗戦国にも戦勝国になってはならない」ものだと戦後70年以上にわたって教わってきた
この教えは何も悪いことではないし、絶対的に正しいと言っても過言ではない
しかし、この考え方に固執してはいけない
あたかも大義があるように見せかけて仮想敵国を作り戦争する指導者や
自国の利益を生み出すために戦争を起こす指導者
歴史を見れば、人類がこれまでにどんな下らない理由で戦争を起こしてきたか
わかるだろう
しかし日本人は真面目な民族で、学校で教わったことを信じて疑わず、
「日本が戦争を起こさなければ戦争にはならない」という教えを
常に持っている
日本人は、戦争というキーワードに対し過敏なのである
今回の丸山議員の発言は、確かに良いものではなかった
元島民であろうと誰であろうと、日本人であれば、誰一人として
戦争を望んでなどいないのである
だが、9年前ロシアのメドベージェフがこう発言したのをご存知だろうか
「敗戦国のくせに領土を返せという国がある。戦争で捕ったものは戦争でしか解決しない。」
野蛮というか暴力的というか私たち日本人にとっては、
決して受け入れられない発言だろう
そもそもロシアは、大東亜戦争(あえてこの呼び方をする)で日ソ不可侵条約を破って参戦し、北方領土を手に入れた汚い卑怯な国なのである
日本の民間人をさんざん虐殺しておいて、どの口がそんなことを言うのかと
思うかもしれないけれど、これが世界なのである
今回の一件で、丸山議員は維新の会から除名処分を受けた
発言についての是非はあるにせよ、除名処分は妥当なとこだろう
明らかに見た目がやばい人とは友達であるとは思われたくないものである
しかし、今回私が残念で仕方がないのは、維新の会の松井代表がロシアに
直々に謝罪をしに行くという点である
私は信じられなかった
国会を空転させ続け政権批判しか能がない立憲民主党や国民民主党、共産党、社民党が存在する中で維新の会はこのような無責任野党とは違うと思っていた
なぜロシアに謝罪する必要があるのか
なぜロシアに付け入るスキを与えるようなことをするのか
これでは無責任野党と変わらないだろう
事あるごとに中国韓国北朝鮮に謝罪しろと言っている野党と変わらないではないか
維新の会には失望した
おそらく維新の会に失望したのは私だけではないはずだ
つい先日は大阪の選挙で、利権集団との戦いに勝ったばかりではないか
無能野党が多い中、唯一まともな野党が維新の会だと思っていた
いつの日か支持率が高まり、自民党と対決してくれる日が来ると思っていた
北方領土を奪われた際に虐殺された方々はどんな思いをされているだろうか
今回のロシア訪問でどのような話がなされたのかは知らないが、
今日から維新の会を支持するのは止めにする
さよなら松井代表、さよなら維新の会、