「成功しているけど幸せでない」多くの人達を観察し、独自の幸せに関する基本原則をまとめ上げ、52回の講義で解説した内容をまとめた本、
それが「ハーバードの人生を変える授業」である
非常に読みやすいが、実に深いことが書かれていたので、いくつかの要点をピックアップしていきたいと思う
1.毎日感謝できることを5つ書きだす
よく言われることだが、感謝をすることで人生を肯定的にとらえ、幸福感が高くなり、ポジティブになる
また、快眠できるようになり、運動量も増え、身体的に健康になる
感謝を示すのは難しいことであるが、ここで大事なのは感謝することを「書きだす」のであって、誰かに伝えるのではないということ
書き出すのであれば、一段ハードルを下げることができるのではないだろうか
2.思いやりの心を持つ
自己の利益と他者の利益は両立しないという考え方は間違っており、他者の役に立てば立つほど私たちの幸福感は大きくなっていく
瞑想をしながら、誰かのために思いやりのある行動をし、感謝されたときのことを思い出し、心の目でその人の反応を思い返す
そして、自分の感情をじっくり味わい、幸福感が広がるのを感じること
次に、今後人とのかかわりの中で出来ることを考え、その行動でもたらされる深い幸福感を体感する
このような思いやりについて、定期的に瞑想することは、心と身体の健康を推進し、私たちをさらに思いやりの深い人間にしてくれる
3.一貫性を持つ
言動一致に関して、完璧な人はいないので、約束したことを全て実行できる人はいないが、約束したことについて、「どの程度」実行しているかについて定量的に評価できる
当たり前のことだが、ある約束について、人は「完璧に実行している」か「全く実行していない」の間のどこかに位置している
これは、「話したことを大切にし、約束を果たす人」と「自分がした約束を口からでた雑音程度にしか思わない人」との差である
自分がどの位置にいるかで、他人からどれくらい尊敬されるかが決まってくる
そして、その位置によって自分をどれだけ評価できるかも決まる
「自分の話したことを実行する」ことで自然に自己肯定感が高まり、自分を尊重することができる
4.期待をコントロールする
捕虜収容所の過酷な環境で生き延びることができた捕虜の特徴は以下の2点
・自身の置かれた悲惨な環境を拒絶せず、真正面から受け止めていた
・いつの日か必ず脱出できるという信念を持ち続けていた
裏を返せば、私たちが目標とすることについては、
・現実を受け入れず拒絶し
・達成できるという信念を持っていなければ
達成できないということになる
このことを考慮すると、まず初めに立てる目標は、
・現実離れしておらず、明確で受け入れやすく
・達成できると感じられ、やる気を起こさせてくれる
ものがよい
心理学者のリチャードハックマンは、「やる気が最大となるのは、成功する可能性が五分五分の場合である」と話している
5.偉業を観察する
すべての成功にはそこに至るまでの道のりがあり、大成功を収め、大ブレイクしたミュージシャンでさえ、成功する前には長く厳しい下積みを経験している
しかし、私たちはそれらの過程について顧みようとせず、超人的な力によって成し遂げられたものだと考えてしまいがちである
この件に関して実験を行ったランガー教授は、
「[中略]自分たちもそこまでやればなんとかできるようになるのではないかと思えるようになる」と話している
以上5つを抜粋したが他にも様々なライフハックが書かれており、人生の幸福を追求するのであれば、読んで内容を実行するべきである
今回は、粗く抜粋したので、詳しい内容は、本書を読んで頂きたい
また、1週に1つ実践するだけでも1年後には大きく成長できると思うので、
このブログで進捗について報告していきたい
4/8(水)の出費
・交通費1088円(1200円支給)
・雑費438円
・食費/食材費4435円
・書籍費用2640円
合計8601円(7401円)