私の住んでいた千葉県は、高校サッカーが非常に強い
特に船橋市の市立船橋と柏市の流経大付属柏が強く、その2校による千葉県の決勝は全国の決勝よりレベルが高い、つまり他県の代表との試合よりもレベルが高いと言われることもある
実際2008年、2013年のインターハイ(総体)では、その2校が決勝で顔を見合わせた
(2008年は、天候不順のため両校優勝となった)
もちろん最近の選手権では、流経大付属柏が2年連続で決勝にコマを進めるなど優秀な成績を収めてはいるものの、ここ数年で千葉県は優勝はしていないので千葉県の決勝が全国の決勝よりレベルが高いということはない
さらに言うと選手権では、2011年の第90大会で市立船橋が優勝して以降は、千葉県代表が一度も優勝していないので今年こそは選手権を勝ち取ってほしいという心持である
実は、その2011年の市立船橋の優勝メンバーのキャプテンである和泉竜司が今日の主題である
和泉選手は高校卒業後、明治大学に進学し現在は、名古屋グランパスに所属している
私はあまりグランパスの試合を見ていないにわかであるのだが、
和泉選手は、も決めるべきところで決めるという点が印象に残っている
まずは、こちらの動画を見てもらいたい
前半1分で相手校の四中工も浅野選手(現・ハノーファー所属)に先制点を決められるも、試合終了間際のアディショナルタイム中に和泉選手が競り合いの中同点弾を決める
そして延長戦に突入し、和泉選手のシュートが決まり試合はそのまま2-1で市立船橋の勝利で試合を終える
そしてこの大会で高校サッカーファンが選ぶ選手権MVPに選出される
和泉選手は、技術が突出しているというような点はないもの、カリスマのような存在なのである
続いて、名古屋グランパスでの和泉選手をご覧いただきたいと思う
決定力が不足しがちな点は見受けられるが、和泉選手はまだ25歳
これから活躍してほしいと思うし、日本代表として世界を相手に戦ってもらいたいとも思っている
ちなみに、今wikipediaで和泉選手を調べたところ、2017年の試合では、左サイドバック、左サイドウイングバック、ボランチ、インサイドハーフ、ウイング、3バックのストッパーという複数にわたるポジションで試合に出場していることがわかった
基本的にポジションを大きく変えないのが常識であるサッカー界でこのようにディフェンスからオフェンスの役割をこなすことが出来るのは、和泉選手の才能だろう
だからこそ少し心配でもある
サッカーでは、全てのポジションをこなせる必要はない
あるポジションで特化した武器があればいい
極端すぎるかもしれないが、FWのクリロナがGKをこなせるようになる必要もないし、
GKのオリバーカーンがFWをこなせる必要もない
和泉選手は将来有望であるからこそ、あるポジションに特化して活躍してもらいたい
名古屋グランパスは、彼の才能を無駄に枯らさないで欲しい
和泉竜司選手のこれからに期待をしている