ズーキーブログ

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上手くなりたければ好きになること

日本には「好きこそものの上手なれ」ということわざがある

好きなもの(こと)には熱中できるので上達が早いという意味だ

 

私は最近、このことわざにとてもセレンディピティを感じた

セレンディピティを感じたというよりは、このことわざの真意に気づいたといった方が適切かもしれない

 

というのも最近、久保帯人先生のブリーチという漫画を読んでいる 

内容は主人公、黒崎一護に霊感があることを発端として霊界の厄介ごとに巻き込まれ自身が死神として敵を倒していくという漫画である

 

この漫画の登場人物に更木剣八という人物がいる

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この更木という人物は、ひたすら戦うことを好み、必殺技(この漫画でいう卍解、強くなる形態変化のようなもの)を習得しておらず剣1本で戦う

にも関わらず、ブリーチの登場人物の強さランキングでトップ10入りするなど、とても強いのである

 

またこの人物を考えていた時、次の漫画の登場人物を思い出した

まず、テニスの王子様越前リョーマ

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言わずと知れたテニス漫画、テニスの王子様の主人公である

越前は、最終巻で強敵、立会大付属の幸村精市を撃破するのである

もちろん楽々撃破したわけではなく、初めのうちに連発した必殺技を全て返されイップスという極度の麻痺状態となり五感を奪われる

そんな状態だったがテニスを楽しむという気持ちを思い出し、天衣無縫という最強の状態になり幸村を圧倒する

 

次は青峰大輝

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こちらも言わずと知れたバスケ漫画黒子のバスケの登場人物である

青峰は、ゾーンという集中力を極限に高めた状態に入ることができる

そのゾーンに入るための条件の一つは、バスケが好きであることである

青峰は幼少期からストリートでバスケを楽しみ、奇跡の世代と呼ばれるようになってからは、敵がいなくなり練習をサボるなどして自身が強くなるのを抑えていたエピソードがある

それくらい(自身と対等の実力を持つ相手との)バスケが好きなのである

 

これら三つの漫画の登場人物に共通するのは、その競技(スポーツ)を楽しんでいるということである

これは高々漫画の世界であり、三つとも現実離れした内容ではあるが、我々の現実にも同じことが言えると私は思う

 

世界レベルで成功しているアスリートや芸術家、その他諸々の人々はやはり心のどこかでその仕事を楽しんでいるに違いないと私は確信している

 

例えば将棋界で初の永世7冠を達成した羽生善治氏は、「才能とは続けられること」と話している

才能とは続けられること (100年インタビュー)

才能とは続けられること (100年インタビュー)

 

羽生氏は、いつでもどこでも将棋のことを考えてしまうため、車を運転することが出来ないらしい(運転中も将棋のことを考えてしまうため)

 

そして最近テニスの全米オープンを制覇した大坂なおみ氏は次のように話している 

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やりたくないことやってる暇はねぇ

なんというパワーワードだろうか

きっと彼女は、テニスが大好きなのだろう

 

このように現実世界で成功している人は大抵、その仕事(競技)が好きで好きで仕方のない人達なのだろう

 

もちろん例外もまた存在しているし、どれだけ好きでもどれだけ努力しても勝てない相手はいる

 

だが、世界のトップを狙わずチーム内でのトップを目指す、市町村でトップになる程度であればどんな仕事、競技でも可能なのである

 

「好きこそものの上手なれ」はいいかえると、「上手くなりたければ好きになれ」である

 

大切なことは、ただ楽しむ

 

それだけなのである

 

嫌々やっていることでも、楽しんでみようとする気持ち1つで案外事態は好転するものである

 

山あり谷ありの人生、この考えで人生を楽しみたい