私は両親が大好きだ
今年で23になるが一人暮らしすることなく実家に住み続けている
就職してもよほど遠くなければ実家から通う予定だ
私が高校生の時は一人暮らしに憧れていたものだが今は違う
やはり実家はいい
そして親がいるからましていい
私は昔から病弱で何度か入退院を繰り返したのだがそのたびに母が寄り添ってくれた
父は通院などに来てくれてた
それから22の私にとてもやさしくしてくれている
そのせいか私は異常に両親への愛着が強い
私には姉と兄がいるが二人とも家を出ているせいかまあ家族という評価であってそれほど愛着はない
まわりに両親の話をすることもなければできれば一緒にいるのを見られたくないくらいでファザコンやマザコンといった条件を満たしてはいない
これを考える度に私は独り立ちできるのだろうかと考える
いづれかは私も両親のもとを離れ一家の大黒柱とならなければいけない
そして最も怖いのが両親との死別である
父または母が亡くなった時、私は正常にいられるだろうか
正常にいられるわけがないのは想像つくが廃人となってしまわないだろうか
いつかくるであろうその日に私は恐怖している
最近はその日を考えただけで涙がほおを伝わる
つい1週間ほど前、島田洋七さんの「母ちゃんに会いたい」を読んだ
かあちゃんに会いたい―がばいばあちゃんスペシャル (徳間文庫)
- 作者: 島田洋七
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2007/01/06
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
島田さんと私とで大きく違うことが多いのだが母に愛着を多く持っている要素など共通点は多いなと思ったのが正直な感想である
最後の章では母が亡くなったことを受け入れられず仏壇の前に座れない、墓に手を合わせないなどの描写があるが私も母や父が亡くなった時はそうなってしまうのだろうか
肉親との別れほど残酷なことはあるのだろうか
私は以前別のブログでテロリストのISISなどは戦争で肉親を失う経験を持ち、心のよりどころを失い狂信者となっていったのではないかと書いたが彼らが感じた闇を考えると恐ろしい
私には到底たえられない痛みだろう
話を戻すが島田さんは最後に「またいつか、どこかで会おうね」と書いてあるが人は死後どこに行くのだろうか
もし魂だけの世界があり死後はそこで過ごすというのであれば亡くなった私の祖父と祖母もそこへ行ったのだろうか
もし人は生まれ変わるのであれば私が亡くり魂だけの世界へ着いた時、祖母と祖父の魂はまだそこにいるだろうか
いやいてほしい
私はまた二人と話がしたい
私は最近の自分を考え不幸な人を少なくする仕事をしたいと思っている
普通の人を幸せにさせるのは難しいだろうし、なんならできなければできなくても問題はない
しかし不幸な人を 普通の人にするのはまだ簡単で重要度が高い気がする
世界から不幸な人が一人としていない世界を作れないものかなと考えている